つれづれ晴れ

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敏感すぎて生きづらいオタクがイラスト情報や書評を書き綴る雑記ブログ

初めてのHSP対策本にもおすすめ!「敏感すぎる自分の処方箋」

前から読みたかったHSP本を読み終えました!

敏感すぎる自分の処方箋

敏感すぎる自分の処方箋

  • 発売日: 2018/07/12
  • メディア: 単行本
 

 今まで読んだHSP本の中でも、
HSPの特徴から対策まで
幅広くカバーしている本だと感じました。

初めてHSP本を読む方にもお勧めしたいです^^

【良かった点】

・マンガで章が始まるので感情移入できる

・文章と図解が見開きになっており、視覚的にも理解できる

・家族や身近な人がHSPだった時の対応も記載している


HSPの幅広い項目の中でも、
特に印象に残ったポイントをまとめました。

繊細さから、相手の言いなりになってないか?

敏感さや繊細さを持っていると相手の気持ちを読み取り、
きめ細かく接することができ、自己主張は控えめです。

そのため、相手によってはそこに付け込んで支配的になる
人がいます。

気が付いたら、相手の都合のいいように振り回され、
心身ともすり減らして尽くしてしまっていることがあります。

恋愛に関する項目として解説してある項目ですが、
かつてブラック企業で勤務していたときの自分と
重なりました。

入社時と労働条件が変わっても異をとなえることが出来ず
残業代が出ないことや、休日に出勤しても代休がないことを
不満に思っていましたが、何も言えませんでした。

また、自尊感情が低いため
「こんな仕事が出来ない自分でも雇ってもらっているのだから
もっと頑張らなくては」思っていたのです。

1年で退職をしましたが、体より心を消耗していたように思います。

このような場合、「状況を第3者の視点で見てもらう」ことが大事です。
私は、退職後に相談したカウンセラーさんに
いたわる言葉をかけてもらい、だいぶ救われました。

 

HSPに向いている仕事

本書では、HSPに向く仕事は3種類に分類されています。

 ・危機を察知する力を活かす
投資家、経営者、経営コンサルタント、企業内での管理職

 

・豊かな感受性を活かす
作家、音楽家、画家、評論家、編集者

 

・人の気持ちに寄り添える力を活かす(サポート系の仕事)
医師、看護師、カウンセラー、介護職


「敏感で成功した人」も紹介してあり、参考になりました。

夏目漱石太宰治金子みすず
アインシュタインエジソン
松下幸之助(経営の神様)、本田宗一郎(ホンダの創業者)

HSPは過去を引きずりやすい

敏感な人がネガティブ思考のループに陥る原因のひとつに
いつまでも過去のことをクヨクヨ考えているということがあります。

自分も10年以上前の辛かった記憶が忘れられないで
思い出してしまいます。

敏感な人は自己を抑制してしまうため、
つらい感情をぶちまけることができず、ためこんでしまうのです。

高校生の頃、仲の良かった友人は嫌なことをされた相手に手紙を出して
気持ちを伝えていました。
私には気持ちを伝えるという選択肢すら浮かばなかったのに、
よくそんなことが出来るなと今は感心しています。

過去を引きずってしまうときは

「過去の自分にいたわりの言葉をかける」

ラクになるのです。

「つらかったね」「よく耐えてきたね」と自分を認め
「いまの自分はネガティブ思考に陥らない方法を知っているから大丈夫」

と声をかけてあげましょう。

 

完璧主義はやめる。出来ることをやったらOK

とても敏感な人は、感じ方・考え方のクセの影響で、
完璧を目指さなければいけない、100点満点でなければだめだと
考えがちです。

自分を追い詰めないためにも
「完璧主義」から「最善主義」に切り替えましょう。

自分に出来ることをやったら、それでOKとするのです。

完璧を目指し、向上心があることはいい事なのですが、
たとえ趣味でも毎回「完璧にやらなくちゃ」と考えたら
つらくなってきてしまいます。

それで絵がかけなくなった時期がありましたからね。

絵は「描けたらOK」
ブログも「更新できたらOK」
このように考えると今までより取り組みやすくなりました。

「敏感すぎる自分の処方箋」まとめ

200ページ以上で読み応えがあるにもかかわらず
イラストを交えた解説のおかげで
すらすら読むことが出来ました。

敏感さに悩んでいて、本を初めて読んでみたい方は
手にとってみてください^^
幅広い内容をカバーしているので、参考になる考え方が
きっと見つかるはずですですよ!