こんにちは!
前回の記事でSAIの「用紙質感」を追加しました。
今回は追加した用紙質感を使って仕上げ加工をしてみましょう。
3つの方法を解説します。
前半2つは女の子のみ、
最後の加工方法は女の子と手前の花の両方を加工しています。
元絵
塗りレイヤーにそのまま用紙質感を適用する方法
これは簡単にすぐ出来る方法です。
①用紙質感を適用したいレイヤーを1つのフォルダにまとめます。
②まとめたフォルダに用紙質感を適用します。
用紙質感適用後
「倍率」と「強さ」も調整してみましょう。
塗りレイヤーを複製して用紙質感を適用する方法
コントラストを調整しつつ、用紙質感も加える方法です。
①塗りレイヤーを複製し、結合します
・レイヤー複製:[レイヤー]→[レイヤーを複製]
・レイヤー結合:[レイヤー]→[レイヤーセットの結合]
複製と結合したレイヤーは、元のレイヤーの上に配置します。
②コントラストを調整します
[フィルタ]→[明るさ・コントラスト]
明るさ: -50
コントラスト: +50
色の濃さ: +50
(あくまで目安なので好みに合わせてみてください)
イラストはこのような状態です。
③レイヤーモードと透明度を変更します。
レイヤーモードは「オーバーレイ」か「スクリーン」が多いです。
レイヤーの不透明度も変更します。
・レイヤーモード:オーバーレイ
・不透明度:40%
用紙質感の強さは100%にしてみました。
用紙質感レイヤーを上から載せて加工する方法
この方法はイラスト全体に効果を加えたい時に向いています。
①イラストの一番上にレイヤーを1枚作り、グレー系の色で塗りつぶします。
さらに用紙質感を適用します。
②レイヤーモードを変更します。
「オーバーレイ」にすることがほとんどです。
「不透明度」も調整して下げます。
レイヤーモード:オーバーレイ
不透明度70%
私は3つの加工方法を
・背景があるか、ないか?
・テクスチャを追加したいのは人物だけか、小物か?
このように加工したいものによって、使い分けています。
紹介したのはあくまで一例ですので、
ご自由に工夫をしてSAIを活用してもらえたら嬉しいです!