こんにちは。
SAIの便利な機能に「用紙質感」があります。
レイヤー、レイヤーフォルダ単位で質感(テクスチャ)を加えられるものです。
用紙質感はデフォルトでも何種類か入っておりますが、
今回は新しい用紙質感を追加する方法を解説します!
- ①用紙質感にしたい画像を取得する
- ②画像を正方形・グレースケール・ビットマップ形式に変更する
- ③SAIのフォルダに画像を追加する
- ④SAIを開いて用紙質感の追加を確認
- SAI用紙質感(テクスチャ)まとめ
①用紙質感にしたい画像を取得する
今回は「ぱくたそ」様から画像をダウンロードします。
モノクロ絨毯のテクスチャを選びました。
コントラストのハッキリとした画像のほうが、テクスチャも強く出るので
オススメです。
②画像を正方形・グレースケール・ビットマップ形式に変更する
SAIの用紙質感に適した画像に加工します。ポイントは3つです。
・正方形
・グレースケール
・ファイル形式はビットマップ(.bmp)
順番に解説します。(解説ではフォトショップ6.0を利用しています)
正方形に切り取る
フォトショップで[イメージ]→[画像解像度]を選択すると
以下のようなダイアログが出てきます。
1.「縦横比を固定」にチェックが入っている場合は外します
2.幅と高さを同一にします
SAIで利用できる用紙質感の画像は、
幅と高さ256、512、1024ピクセルのどれかです。
ここでは512ピクセルにしています。
3.解像度は72dpiにします
グレースケール変換
この画像は最初はあらかじめグレースケール画像でしたが、
カラーモードの場合はグレースケールに変更します。
フォトショップ6.0では
[イメージ]→[モード]→[グレースケール] で変更できます
正方形でグレースケールの画像になりました。
ビットマップ形式で保存
[ファイル]→[別名で保存]→[ファイル形式:BMP] を選択します。
さらに、ファイル名を付けます。じゅうたん.bmpにしました。
このファイル名がSAIに登録したときの名称になるので
分かりやすい名前にしましょう。
「保存」ボタンを押すとBMP設定が出てきますが
デフォルトのまま「OK」を押します。
③SAIのフォルダに画像を追加する
〔SAIアイコンを右クリック〕→〔プロパティ〕を選択します。
〔ファイルの場所を開く〕をクリックするとSAIに関するファイル一覧が
表示されます。
この中の「papertex」フォルダと「papertex.conf」を編集します。
1.papertexフォルダに加工した用紙質感の画像を追加する
「papertex」フォルダには用紙質感の元画像が入っています。
この中に先ほど作った用紙質感の画像(じゅうたん.bmp)を追加します。
2.papertex.confに用紙質感のファイル名を記述する
papertex.confを開くとメモ帳が起動します。
SAIに登録されている用紙質感の名称が記述されているファイルです。
一番下に新しく追加する用紙質感のファイル名を追記します。
1,papertex 円マーク ファイル名.bmp
ここではファイル名は じゅうたん. bmp になります。
④SAIを開いて用紙質感の追加を確認
SAIを起動し、画材効果の下の「用紙質感」で
選択できるように追加されていれば完了です。
倍率・強さも調整してみましょう。
SAI用紙質感(テクスチャ)まとめ
用紙質感用の画像はpaper-co様もオススメです。
ピクシブでもSAIのテクスチャを見つけられます。
こちらの本でも用紙質感に使える素材が付属CDに収録されています。
SAI Illustration Technique(DVD-ROM付)
- 作者: 井上のきあ
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2008/12/22
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デフォルト以外にも用紙質感を追加して、イラストの幅を広げてみてみてくださいね!