つれづれ晴れ

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敏感すぎて生きづらいオタクがイラスト情報や書評を書き綴る雑記ブログ

画像素材を利用してSAIに用紙質感(テクスチャ)を追加する方法

こんにちは。

SAIの便利な機能に「用紙質感」があります。
レイヤー、レイヤーフォルダ単位で質感(テクスチャ)を加えられるものです。

f:id:msr08:20190407193316j:plain

用紙質感はデフォルトでも何種類か入っておりますが、
今回は新しい用紙質感を追加する方法を解説します!

①用紙質感にしたい画像を取得する

今回は「ぱくたそ」様から画像をダウンロードします。

f:id:msr08:20190407193327p:plain

モノクロ絨毯のテクスチャを選びました。
コントラストのハッキリとした画像のほうが、テクスチャも強く出るので
オススメです。

②画像を正方形・グレースケール・ビットマップ形式に変更する

SAIの用紙質感に適した画像に加工します。ポイントは3つです。

・正方形
・グレースケール
・ファイル形式はビットマップ(.bmp)

順番に解説します。(解説ではフォトショップ6.0を利用しています)

正方形に切り取る

フォトショップ[イメージ]→[画像解像度]を選択すると
以下のようなダイアログが出てきます。

f:id:msr08:20190407193336p:plain

1.「縦横比を固定」にチェックが入っている場合は外します

 2.幅と高さを同一にします

SAIで利用できる用紙質感の画像は、
幅と高さ256、512、1024ピクセルのどれかです。
ここでは512ピクセルにしています。

3.解像度は72dpiにします

グレースケール変換

この画像は最初はあらかじめグレースケール画像でしたが、
カラーモードの場合はグレースケールに変更します。

フォトショップ6.0では
[イメージ]→[モード]→[グレースケール] で変更できます

正方形でグレースケールの画像になりました。

f:id:msr08:20190407193349p:plain

ビットマップ形式で保存

[ファイル]→[別名で保存]→[ファイル形式:BMP] を選択します。
さらに、ファイル名を付けます。じゅうたん.bmpにしました。

このファイル名がSAIに登録したときの名称になるので
分かりやすい名前にしましょう。

f:id:msr08:20190407193358p:plain

「保存」ボタンを押すとBMP設定が出てきますが
デフォルトのまま「OK」を押します。

f:id:msr08:20190407193408p:plain

③SAIのフォルダに画像を追加する

〔SAIアイコンを右クリック〕→〔プロパティ〕を選択します。

f:id:msr08:20190407193416p:plain

〔ファイルの場所を開く〕をクリックするとSAIに関するファイル一覧が
表示されます。

f:id:msr08:20190407193423p:plain


この中の「papertex」フォルダと「papertex.conf」を編集します。

1.papertexフォルダに加工した用紙質感の画像を追加する

「papertex」フォルダには用紙質感の元画像が入っています。
この中に先ほど作った用紙質感の画像(じゅうたん.bmpを追加します。

2.papertex.confに用紙質感のファイル名を記述する

papertex.confを開くとメモ帳が起動します。

f:id:msr08:20190407193436p:plain

SAIに登録されている用紙質感の名称が記述されているファイルです。
一番下に新しく追加する用紙質感のファイル名を追記します。

1,papertex 円マーク ファイル名.bmp

ここではファイル名は じゅうたん. bmp になります。

④SAIを開いて用紙質感の追加を確認

SAIを起動し、画材効果の下の「用紙質感」
選択できるように追加されていれば完了です。

f:id:msr08:20190407193443p:plain

倍率・強さも調整してみましょう。

SAI用紙質感(テクスチャ)まとめ

用紙質感用の画像はpaper-co様もオススメです。

free-paper-texture.com

ピクシブでもSAIのテクスチャを見つけられます。

こちらの本でも用紙質感に使える素材が付属CDに収録されています。

SAI Illustration Technique(DVD-ROM付)

SAI Illustration Technique(DVD-ROM付)

 

 デフォルト以外にも用紙質感を追加して、イラストの幅を広げてみてみてくださいね!