「文章術ベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた」を読みました!
タイトルの通り著者の方が、文章術の本を100冊読みこみ、重要なポイントをまとめてくれた本です。
文章術の本を読んでみたいけど、どんな本を読んだらいいか分からない・・・
という方におすすめの一冊。
ブログ文章にも役に立つ内容です。
今後自分も取り入れていきたい、重要だと感じた文章術をまとめてみました。
文章はシンプルに
最も多くの文章術の本に載っていた1位が「文章はシンプルに」です。
シンプルな文章は内容が伝わりやすくなり、リズムが良くなります。
▼文章をシンプルにするためにやるべきこと
・なくても意味が通じる言葉を削る
・1文の長さは60文字以内(80文字だと長い)
・1つの文に1つの内容を入れる
スマホで文章を読むことが増えた今、シンプルな文章の重要性は高まっています。
▼削りやすい言葉の例
・接続詞
・主語
・指示語
・副詞
・意味が重複する言葉
ブログでも、シンプルで分かりやすい文章を目指したいと思いました。
比喩・たとえ話を積極的に使う
「比喩・たとえ話」も進んで使っていきたいポイントです。
▼比喩の効果例
・難しい内容を分かりやすく伝える
・読み手がイメージしやすくなる
・数行費やさなければならないことを、一文で伝える
特に使っていきたい方法が「知らないことを知っていることに例える」こと。
2つの事柄に類似性を見つけ、それらを結び付けて表現します。
AをBに例えるには、以下の前提が必要になります。
・読み手がBのことを知っている
・AとBが間違いなく似ている
▼本書の例が分かりやすかったので紹介します。
①比喩あり
法人における決算書は、どのようなお金の使い方をしてどのような利益を上げたのか、会社の業績を数字であらわしたものです。
②比喩なし
法人における決算書は、学生の成績通知表と同じです。
どのようなお金の使い方をしてどのような利益を上げたのか、会社の業績を数字で、あらわしたものです。
勉強の成果が数字で評価されるように、会社の業績も数字で評価されます。
(引用元:文章術ベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた/藤吉豊、小川真理子著/日経BP/p71)
「決算書」が「成績通知表」に例えられて後者の文章の方がより伝わりやすくなっているのが分かると思います。
比喩は普段から積極的に使おうと意識しないとできないので、推敲の際に比喩で表現できないかチェックしていきたいです!
「は」と「が」を使い分ける(接続助詞の「が」に気を付ける)
助詞の「は」と「が」の使い分けについてです。
「は」・「が」ともに主語とセットで以下の働きをします。
・「は」すでに分かっている主語にくっつく
・「が」分かっていない主語にくっつく
特に気を付けたいのが接続助詞「が」の使い方。
接続助詞「が」の用法は2つあります。
①逆説を示す
この薬はとびきり苦いですが、効き目は高いです。
②単純接続を示す
昨日は雨でしたが、今日も雨が降るそうです。
後者の単純接続の「が」は前後につながりのない文でもくっつけてしまいます。
単純接続の「が」を多用しすぎると論理が破綻したり、文が長くなってしまうことも。
なので「が」は逆説のときのみに使いましょう。
「文章術ベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた」まとめ
「文章術ベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた」の紹介をしました。
ブログを書く際にも、意識しておきたいポイントがグッと詰まったお得な一冊です。
ぜひ、本書を参考にブログを執筆してみてくださいね!