メンタリストのDaiGoさんが本を出していることを知り、
前から読んでみようと思ってました。
面接が苦手な私は、別のアプローチが必要なのではないかと考え
この本を選びました。
「ないものねだり」は上手くいかない
自分はこれを持っていないから大した仕事に就けない、
才能がないからやりたいことができない、なんてことはありません。
まずは、自分が何を持っているのかを知ること。そして、それをどう使ったら
やりたいことができるかを考えてみることが大事なのです。
私は応募条件になっていなくても「自分はこの経験がないから・・・」
と応募を躊躇うことがよくあります。
「自分がしてきたこと、できること」にまず目を向けないと
何も始まりませんね。(反省;;)
DaiGoさんは元々、人の感情を理解するのが苦手だったそうです。
でも「共感能力がない自分はメンタリストになれない」と結論付けず、
「表情分析学」という学問を勉強し、人の表情筋から感情を分析する方法を
身につけ、メンタリストになったという背景があります。
共感能力がなくてもメンタリストになれるのです。だとすれば、
「自分にはこの技術がないから無理だ」とか、「この資格を取らない限り
できない」といった「ないものねだり」の発想は
無意味だと分かっていただけるのではないでしょうか。
面接ではハロー効果を味方に付けよう
就職活動・転職活動が上手くいかない人は、
ついつい自分の弱点を
隠そう、補おう、という発想になりがちです。(中略)
しかし、効率を考えるのなら、時間と労力は、弱点を直すことよりも誰もがわかる「長所」を身に着けて
ここを伸ばすことに使うべきです。
長所を目立たせて、弱点を隠すということですね。
今までずっと「弱点をつかれたらどうしよう・・・」
と考えていた私にとって、思いもよらない発想でした。
面接では知性を演出しよう
面接で「知性」を身にまとうポイントは以下のように紹介されていました。
・話すとき/話を聞くとき に面接官の目をちゃんと見ること
・テンポ良く、大きな声で話す
・説得力を高めるためには、
最初に早口→後からゆっくりにしてしっかり聞かせる
・自分最大の売りなど強調したいところは
ゆっくり話すと面接官の頭に残せる
意識しているつもりでも、実際は出来ていないことが多い気がしました。
本書ではそれぞれの理由も解説されています。
面接での嘘は、バレない!?
よく言われるように、
「面接官はプロだから、嘘をついても必ずバレる」
というのは本当なのでしょうか。実は、それこそが大嘘です。
面接官はそんなに嘘を見抜くことは出来ません。
本書で紹介されている、アメリカで行われた研究では
被験者が他人の嘘を見抜ける確率はたった54%だったそうです。
新卒の時、「面接官は面接のプロなので嘘はバレる」と指導された
記憶があります。なので、私は面接で殆どウソは言いませんでした。
今思い出すと、建前上こう言うべきだった・・・という場面が
いくつも浮かびます。。。
本書では、決して嘘をつくことを勧めているわけではありません。
多少の脚色をして自身をより魅力的に見せるのはアリだということです。
嘘をばれないようにする方策についても、書かれていますので
気になる方は是非本書をお手にとってみてください!
心理戦略と面接のまとめ
通常の面接本には書かれていないような視点から、
面接にアプローチしているので、一気に楽しく読むことが出来ました。
本書で紹介されている「職業選択の自由を手に入れるワーク」も興味深いです。
DaiGoさんのニコニコ放送も覗いてみたのですが、
読書好きな方が楽しめそうな内容でした。
有料会員限定の動画が多いようですが、
前半は無料で見られるものもあります。
私は無料会員なのですが、どれも気になります・・・!