絵を描く人なら「体を自由に描けたらいいな・・・」と感じる人が
多いのではないでしょうか。
レビューも高く、前から気になっていた『モルフォ人体デッサン』
書店で見たところ、かなりの厚さでなかなか買う決断が出来ず
そこで見かけたのがミニシリーズの『箱と円筒で描く』でした。
こちらが、自分にぴったりの良本でしたのでレビューをまとめました!
なぜ「箱と円筒で描く」シリーズにしたか
ミニシリーズには他にも「骨から描く」「関節と筋肉の動き」等があります。
私が箱と円筒シリーズを選んだのは、自分が普段描いている(目指している)
アタリの形に近かったからです。
出典:モルフォ人体デッサンミニシリーズ 箱と円筒で描く(p40,41)
ミシェルローリセラ著/株式会社グラフィック社
自分でも描けそうで、本も薄く最後までやりきれそうだと思ったので
選びました。
「モルフォ人体 箱と円筒で描く」特徴
本書のデッサンはこのような特徴があります。
・成人の体型が基準
・性別や年齢をこえた人体の本質的な表現にしぼってある
・中性的でマリオネットのような人物像
よってデッサンを模写してみると、
男女問わず人体のバランスの復習ができるのと同時に
パーツを箱や円筒でとらえるコツがつかめました。
継続すればアタリをより納得して描くことが出来るようになりそうです。
注意点としては、解説は控えめで文字も小さいので
ある程度骨や筋肉の名前を分かっている人向けだと思いました。
小さいサイズと開きやすさが良い
他のイラスト教本と比べていいと思ったのが
コンパクトなサイズと紐で綴じてあるため机上でページを
開いたままにできることです。
サイズは普通のマンガ本サイズに近いです。
机の上に開いたままに出来ると、横において模写がしやすいのが
メリットです^^
「もっとこのサイズのイラスト教本があったらいいのに!」と
思ったほどです。
モルフォ人体デッサンまとめ
レビューを見てみると、モルフォ人体デッサンの中でも本書は
マンガイラストを描きたい人向けという意見があり、納得です。
ある程度骨・筋肉の知識を身に付けた後に
もっと立体的に、自由に描くことを目指している方にオススメです。