こんにちは。
SAIを愛用して10年以上のミサキです。
こちらのペン設定の記事がありがたいことに
アクセスが多く、SAIの利用者はまだ多いのだと感じました。
それと同時にSAIを使ったことない方にもSAIの良さを知ってもらいたいと
思っています。
本記事では、SAIで絵を描いてきた私が、
・SAIを使い始めたきっかけ
・SAIのメリット
を紹介します。
使い始めた理由:「手ぶれ補正」でなめらかな線が引ける
今は、他のソフトでもなめらかな線が引けると思うのですが、
自分がペンタブを買った当初(15年近く前)に使っていたソフトは
なめらかな線が引けず、どれだけ練習しても
線がガタガタしていました。
アナログで線画を取り込んでも結果は同じ。
次第にピクシブなども閲覧しはじめ、
上手なイラストは、なめらかな線できれいに描かれているな・・
と感じていました。
「どうやったら、なめらかな線が引けるのだろう?」と
ずっと疑問を持っていたところ、
いつもアクセスしていた同人サイトを運営している方が
SAIを使っているということで、SAIに興味を持ちました。
「手ぶれ補正」は普段「7」に設定しています。
低くすると、補正がなくなる分アナログタッチに近づきます。
長い線を髪の毛で引くときは、さらに数値を上げると線を引きやすいです。
ペン設定のバリエーションが多い
ペン設定が詳細にできます。
塗りには「水彩筆」と「筆」がぴったりです。
また、筆は設定しだいで線画にも使える万能なツールです。
塗り以外によく使うのが「鉛筆」ツールです。
最近は、アナログタッチのペンを作ってみました。
丸筆と画用紙の質感を追加しているのがポイントです。
他には「エアブラシ」「マーカー」等があり、
10年以上使っていても、ペン設定の奥深さを感じました。
絵を描くことに集中できる
SAIはクリスタほど多くの機能はありません。
裏を返せば、動作が軽くその分絵を描く作業に
集中できるのが利点です。
ペンタブを買ったばかりの頃は、ペンタブに慣れる時間も
必要。
私は完璧主義なので、もし最初から機能の多いソフトを
使っていたら
「あの機能もこの機能も覚えなきゃ・・・」
「ペンタブにも早く慣れなきゃ・・・」
と混乱していたと思います。
SAIがシンプルな機能を備えたソフトだったからこそ、
「まずはペンタブの扱い慣れる」ということに
集中出来たと思ってます!
SAIはプロで使っている方がまだ多い
以前も言及しましたが、SAIの教本をあまり見かけなくなり
少し寂しく思っていました。
クリスタの本がそれにかわって増えた印象です。
しかし現在、パルミーの有料講座を受講をしており、
SAIを利用している講座も多くあります。
特にU35さんとべこ太郎さんは、ラフから塗りまで全て
SAIで作業されているので大変勉強になりました。
SAIとクリスタの良いとこ取りがおすすめ
SAIで描いてクリスタで加工するのが、最近の手順です。
具体的にはまず、SAIで塗りまで仕上げ、
その後psd形式で保存します。
こうすればクリスタでもファイルを開けるようになります。
クリスタではフィルターを使ったり、Assetsで素材を探して
効果を加え、文字を入れて完成させています。
(同人誌の表紙もSAIで描きましたが、文字を入れる場合は、
他のソフトが必要になります)
グラフィックソフトにもそれぞれ個性があるので
機能を理解したうえで、良いとこ取りをして
創作の幅を広げたいです^^
現在他のソフトを使っている方も
SAIで創作の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
【SAI関連記事】
・水彩境界とテクスチャはこちら
・教本とメイキングはこちら
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