SNSでHSPについて発信している、なおにゃんさんの「今日も一歩も外に出なかったけどいい日だった」を読みました。
「心が辛くなったときに、お守りとして読み直したい・・・」そう感じる一冊でした!
HSP関連本は複数読んできましたが、他の本とは一味違うなおにゃんさんの観点には学ぶことがありました。
▼こんな人におすすめ
・HSP気質を自覚している人
・生きづらさに悩んでいて楽に考えられるようになりたい
・他人と比べて落ち込みやすい人
夢を持たなければいけないという呪縛にしばられなくていい
なおにゃんさんは「夢」をもっていませんでした。
夢を持つことは素晴らしいとされるけど、全ての人に夢を持つことを強要する風潮は違うのではないか。
夢はなくとも、日々を健やかに過ごせることに幸せを感じて生きていくことも認められたらいい。
自分も小さい頃、これといった「夢」がなかったので共感しました。
「将来の夢」は自己紹介などでも必ず聞かれるので、そのたびに苦痛でした。
強いて言えば、イラストレーターになりたかったのですが、周りに反対されると思ったので口に出すことはなかったです。
大きな夢でなく日々の生活に「ちょっとした目標」があるくらいがちょうどいい。
なのでカフェ巡りにハマっている最近は「行きたいカフェリスト」をつくり、消化していくのが楽しみです。
SNS時代は「知らない」ことも一つの努力
個人的に、SNSで心を守るためにいちばん大事なことは、自分が見たいものと、見たくないものの線引きをしっかりすることだと思っている。
(引用元:今日も一歩も外に出なかったけどいい日だった/なおにゃん著/ KADOKAWA/No.63)
なおにゃんさんが漫画で表現している「見ざる・聞かざる・知らざる」はSNS時代に大変有効な考え方です。
同人誌が完売したことがない自分は、同人イベントの日のトレンドに「新刊完売」が入っていると羨ましく感じてしまいます。
なので、イベントがある日はトレンドを見ないようにしています。
他にも「トレンド」には引っかかる言葉があるので、普段からあまり見に行かない「見ざるが勝ち」だと感じています。
SNSから情報を遮断した日は、いつもより頭がすっきりして過ごすことができて快適。
今後も、SNSの「見ざる・聞かざる・知らざる」を大事にしていきたいと思います。
人の意見はあえて聞かなくてもいい
なおにゃんは誰にも相談せずSNSを始めました。
その結果、同じ悩みの人とつながったり、絵の仕事を頂けるようになったそうです。
自分に自信がないHSP気質の人は、周りの意見を聞きすぎることがあります。
自分も、周りの意見をよく聞く子供だったので、親や先生からすれば真面目な良い子だったように思います。
でも、人の意見を聞きすぎても上手くいくとは限らないし、他人は責任を取ってくれません。
誰にも相談せずにやってみることは大切です。
直観力に優れているHSPは、その方が成果が出ることがある、となおにゃんさんは言います。
心が楽になるなおにゃんさんの本紹介
なおにゃんさんの本はイラスト可愛いイラストに癒され、心が楽になるので、たまに読み返しています。
ぜひ一度お手に取ってみてくださいね。
▼なおにゃんさんの本