「スマホ危機 親子の克服術」を読みました。
タイトルにあるように、親子に向けた、スマホとの向き合い方を考える本です。
スマホ関連の事件など、実際にあった事例を元にしたレポは読みごたえがありました。
スマホと子供の関係に悩む親に限らず、スマホ依存を解消するためのヒントが学べる一冊です。
本で学んだスマホ依存対策について、親子だけでなく大人でも応用できることをまとめました。
自分に合ったスマホの使い方のルールを決めよう
学年、友達関係によって、子供のスマホ利用状況はさまざま。
なので、一律にルールを課しても子供によっては役に立たないこともあります。
まずは目の前の子供がスマホで何をどのくらいやっているか、聞き出してみることが必要です。
大人でも、スマホの利用状況は各々に違いがあります。
自分に合わないルールを作っても、スマホ依存対策はうまくいきません。
誰かのルールをそのまま利用するのではなく、現状を分析して自分に合ったルールを作るのがスマホ依存対策のポイントだと思いました。
当ブログでも、様々なスマホ・SNS依存対策を紹介しています。
しかし、そのまま活用するのではなく、あくまで参考として自分に合ったルールに作り変えて活用してもらえると嬉しいです。
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スマホ依存の裏には根本的な原因が隠れている
重要なことは「スマホ依存の真の原因」に目を向けてみることです。
・子供に長時間のスマホ依存をやめさせるだけでは真の問題解決にならない。
・スマホ依存の裏には、現実世界でのコンプレックス、友人関係の悩みなどが隠れていることもある。
・悩む自分への救いや承認を求めた結果が、スマホ依存となって表れている
今まで、スマホの時間を減らすことばかり考えていて「根本的な悩み」が隠れているということに気付いていませんでした。
子供だけでなく大人も、スマホ・SNS依存の裏に別の悩みを抱えていることがあると思います。
例えば、自分は自己肯定感が低いので、SNSで「いいね」をもらって承認が欲しかったという面もあります。
また、最近は夢中になれる趣味が見つからず、暇つぶしにスマホを長時間触ってしまうことがありました。
スマホを長時間触ってしまうのはなぜか、背景にどんな悩みが隠れているか?
悩みが分かればその悩みを解決するために行動するのが、スマホ依存解決の一歩になると思います。
スマホを自分を高めるために使ってみよう
2018年度のOECDにおける学習到達度調査によると、日本はこのような結果だったそうです。
これはとても勿体ないことだと感じました。
ネット環境が整い、オンライン学習で住んでいる場所を問わず、学習の機会を得られることができるようになってきました。
なので、ゲームだけではなく勉強をする機会も増やしていくことが大事です。
「せっかくのスマホを遊びのために使うのか、10年後、20年後の自分のために使うのか正しく選択できる子供に道は開けていく」
と著者は述べています。
自分は今までスマホのデメリットばかりに目を向けていましたが、学習機会が増えているという利点も大きいと感じました。
スマホを自分を高めるために利用する方法も模索していきたい、と感じました。
(参考:スマホ危機 親子の克服術 /石川 結貴著/文藝春秋)
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