こんにちは!
ブログ更新がしばらく空いてしまったのはまた別の理由なのですが、
私は基本面倒くさがりです。
とくに「やるべきことを先送りにする」傾向が昔から強く、
何とかしたいと悩んでいました・・・
そこでこの本を読んでみたので、紹介します。
なぜすぐやれないの?
そもそもやるべきことを、すぐやれないのはなぜでしょうか?
自分で考えてみたところ
面倒くさがりだから⇒自分がダメ人間だから
といったように、抽象的な答えしか浮かびませんでした。
本書では
「すぐやれないこと」は「すぐやる必要のないことだから」と解説されています。
あなたにも色々な「すぐやれない」ことがあるでしょう。
考えてみてください。
そのほとんどが「今やらなくてもいいこと」ではないでしょうか。ダイエット・貯金・勉強・経費精算。
どれもいますぐにやらなくとも
死にはしないし、誰にも何も言われない。だから先のばしにしてしまうのです。
「すぐやれないこと」は「すぐやる必要のないことだから」
これは、一見当たり前のようですが長年先延ばし癖に悩んでいた私は
「なるほど!」と納得しました。
解決策として、やるべきことは「朝一番にやる」ことが提案されています。
優先順位を比較する前にやってしまうのです。
「朝一番」は「家に帰ってきてからすぐ」等、そのときに応じて
置き換えてもいいですね。
「パッキング」に気をつけよう
脳は「ひとつのまとまった概念」として物事を扱います。
例えば、飲み会の幹事をすることには
予約する、仕切る、店を探す、メールする・・・・様々なやるべきこと含まれています。
これらをすべてまとめて捉えてしまうと、やるべきことが多く感じられ
すぐに行動が出来ない原因となります。
私の場合、「絵を描く」ということによくあてはまりました。
絵を描くにはこのような段階があります。
・資料を集める
・構図を考える
・ラフを描く
・下絵を描く
・色を塗る
・加工する
これらの作業をまとめてしまうと、沢山のことをこなさなければならなく感じられ
気が重くなってしまいます。
本書では、解決策としてパッキング(まとめられた)されたことを分解して捉える
ことが提案されています。
絵を描く作業を分解して捉えましょう。
例えば、
「今日は描く気力がないので資料集めだけにしておこう」
「色まで塗り終わったら加工は明日にしよう」
このように物事をまとめて捉えず、
やるべきことを分解してできることからやっていけばいいのです。
気合いを入れすぎない
気合いを入れすぎて、かえって上手くいかなかったことはありませんか?
最近の心理学の研究で、意識の力を発揮しようとドライブを強めにかけると、
それ自体が行動を制限してしまうことが分かりました。
例えば、「すごいプレゼンをしよう!」と意気込むと
プレゼン会場に行くのも億劫になってしまいます。
私の場合、「評価される絵を描こう!」と張り切るとむしろ手が
止まってしまうことがありました。
自分の絵を見返してみても、悩んで時間をかけて描いた絵よりも、
さらっと描けた絵のほうが評価が高いことがありました。
「大してやる気がなくても、肩の力が抜けているほうがうまくいくこともある」
と分かっているだけで、取り組み方も違ってきます。
先のばしまとめ
本書には、まだ紹介しきれなかった情報が沢山あります。
私が共感したのは他にもこんなことです。
・「誘導タスク」の設定
・結果を気にしない
・見通しを付けるために少しやってみる
・現状維持しながら動き始める
先のばし癖を何とかしたい方はお手にとってみてくださいね。
また、やるべきことを先延ばしにしてしまうのははADHD脳の特徴でもあります。
気になった方はこちらの記事もどうぞ。