つれづれ晴れ

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敏感すぎて生きづらいオタクがイラスト情報や書評を書き綴る雑記ブログ

ちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」自分だけのオリジナル人生が歩める一冊

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社会派ブロガー、ちきりんさん「自分の意見で生きていこう」を読みました。

ちきりんさんの独特な視点は、「こんな考え方もあるのか」と以前からよくチェックしていました。

契約更新されず退職し、落ち込んでいた頃に時間があったのでちきりんさんの本を読み漁っていました。

ちきりんさんの本をブログで取り上げるのは意外にも初となります。

 

▼この本を読んで欲しい人

・生き辛さを感じている人
・自己肯定感が低いと感じている人
・自信を持って、自分だけの幸せな人生を歩みたい人

 

私は「自分の意見で生きていこう」を読んで、前よりも自信を持って発信をし、生きる勇気を貰いました。

是非参考にしてみてくださいね。

 

学校的価値観にとらわれすぎてないか


自分の「意見」とは何かの前に抑えておきたいのが「学校的価値観」です。

学校的価値観とは、ちきりんさんが作った言葉で

あらゆる問題には正解があると思い込んでしまう価値観

のこと。


世の中には正解のある問題と正解のない問題があります。

・正解のある問題:1+1 など、数学の問題

・正解のない問題:転職すべきかといった個人の判断、消費税を上げるべきかといった社会的問題


正解のある問題には「答え」があります

正解のない問題には「答え」はありません

 

正解のない問題にあるのは「意見」です。

だから、正しい意見間違った意見というものは存在せず、存在するのはAさんの意見やBさんの意見といった他人の意見です。


学校的価値観にとらわれてしまうと、正解のない問題に唯一の答えがあると思い込んでしまいます。


今までの人生を振り返ると、学校では自分の「意見」を表明することが苦手でした。。。

学級会など手を上げて「意見」を発言したことがほとんどありません。

「こんなこと言ったら間違ってるといわれるかも」とと怖かったのです。

正しい意見なんてないのに、意見に正解があると思い込んでいました。

 

「生き方」にも正解やモデルがあるものだと感じてました。

転職回数が多い自分はレールから外れており、正しくないのだと自己肯定感が下がる原因でした。

 

自分はかなり、学校的価値観に縛られていたことに気付かされました。

世の中の問題のほとんどが正解のない問題である

野球場


世の中の問題のほとんどが正解のない問題です。

学校的価値観から開放され、正解のある問題・ない問題があることがあると分かると、大げさですが世界が変わるような感覚さえ覚えました。


「有名な人の言葉」にも正解はない、とちきりんさんは述べています。

「正しい意見」「間違った意見」というおかしな概念があたかも存在するかのように誤解されてしまう理由は他にもいくつかあります。
ひとつのパターンは、その業界で神と称されるほど高い実績をあげた人の言葉や、その「業界の常識」が、あたかも正解であるかのように信じられてしまう場合です。

引用元:自分の意見で生きていこう/ちきりん著/ダイヤモンド社

 

ちきりんさんは例として、大谷選手の例を挙げています。

大谷選手が現れる前、野球界では

「投手か打者のどちらかに専念すべき」

というのがまるで正解のように考えられていました。

大谷選手が投手・打者の両方で結果を出してから「どちらかに専念すべき」というのは意見に過ぎないと理解されました。


本書では、「カリスマ」をこのように定義しています。

つまりカリスマとは正解を知っている人ではなく、正解のように見える他人の意見にとらわれず、自由に発想・思考し、自分独自の意見をしっかりと確立できる人なのです。

引用元:自分の意見で生きていこう/ちきりん著/ダイヤモンド社

 

私はこれまでブログでイラストの情報を50記事以上発信してきました。

でもイラストレーターでもない、絵の仕事の経験もない、私が発信しても

「間違っている、と言われたらどうしよう・・・」

と不安でした。


しかし、イラストの描き方や上達法には正解も不正解もありません。

だから誰でも自由に自分の描き方を発信してもかまわないのです。

ブロガーの皆さんは、自分の発信に自信を持ってどんどん記事を書いていきましょう!

 

イラストを描いている方はブログで発信するメリットがたくさんありますよ。

以下の記事にメリットをまとめています。

oekaki28.com

 

 

意見と反応の違い

ちきりんさんが「意見」と対極にあるものとしてあげているのが「反応」です。

本書における意見と反応の特長についてまとめてみました。

意見とは

・ポジションを取っている。どの立場か明確
・反論できるもの
・考える必要があるので、発信する難度は高い

反応とは

・ポジションを取っていない。
・他者の意見の否定・質問と言う形を取ることがある
・反論できないもの
・考えなくていいので、簡単に出来る


自分の「意見」を言える人がフォロワーを集め、インフルエンサーとなることができます。

 

意見と反応を意識的に区別できている人は多くないけれど、市場全体としては、「意見を言っている人=自分のアタマで考えることにより、〝ゼロからイチ〟をクリエイトしている人」と「他者が創り出したコンテンツや意見に反応だけしている人」は明確に区別され、前者は市場から高く評価されているのです。

引用元:自分の意見で生きていこう/ちきりん著/ダイヤモンド社

 

そんなこと言っても、「いきなり意見を発信するなんて難しい!」って思うかもしれません。

本書ではそんな人の為に「意見を持てるようになる4つのステップ」が後半に解説されています。

「意見」を表明するのは難しいことですが、少しずつ訓練したいと思いました。

 

自分の意見を表明することができるようになる方法を知りたい方は、チェックしてみてくださいね!

まとめ:自分の意見で生きていこう

今回は、ちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」で気になった点をピックアップしました。

ネット・SNSの発達で色んな発信があふれる中、頭において置くと役立つ考え方が詰まっている本です。

本を読みながら、たくさん線を引きました。

全て紹介し切れていないので、別の記事でも書きたいです。